2007年09月08日

新学期恒例行事

9月に入り、新学期が始まりました。

夏休み中もほぼ毎日学校に行っていたので私の生活に特に変わりはないのですが、新学期になると必ずやらなければいけない嫌なことがあります。

それはロクロ室の大掃除。

こんなことを書くと「掃除が嫌だなんて不真面目でダメな奴だ」と思われるかもしれませんが、この大掃除、学校用のでっかいエアコンの掃除やら重い鉄板を運んでのドブ掃除(?)やら、とにかく力がいるので私のような非力な女子にはかなり過酷な行事なんです。
時には怪我人が出るほどなんですが、陶芸をやる人間にとって一番大切な手を怪我させてまで、学校のように大きな設備の掃除を生徒にさせなければいけないものなんでしょうか・・・?


最近読んだ『ひきこもる小さな哲学者たちへ』という本には、
“学校の掃除を子供にさせる最大の理由は、掃除が精神修養につながるという価値観ではないか。
しかし精神的な修養は、自ら発願し自らに課して初めて効果を持つもので大人や教師から強要されることではない。
もし掃除が教育的に重要な意味を持ち有効性があるとすれば世界中の学校で普遍的に行われるはず。
最近、急速に掃除が専門業務として確立してきて、素人の掃除では時間の経過とともに建物が薄汚れてくるところを専門業者が入るようになってきれいさが保たれるようになった。
学校はこうした社会の流れから取り残され、自分たちで掃除するので相変わらず薄汚れたまま。
これは学校と社会との関係を象徴的に表しているように思える・・・”
というようなことが書いてありました。

他にも給食や制服について書かれていたりして、常に学校というものに対して疑問を感じ、いつも学校のシステムにうまく馴染めないし、先生と衝突することもしばしばだった私にとってとても面白い本でした。

豊かさを生きることの難しさに直面している若者を、欠乏の時代を生きその価値観を持ち続け押し付ける大人が苦しめている・・・ほぅ、なるほどぉ・・・ともうすぐ34歳になる若者の私は思うのでした(笑)


今日はベジタリアニズムとはまったく関係のない話題でしたが、こうやって日々感じていること時々を書いていこうと思ってます。


ひきこもる小さな哲学者たちへ (生活人新書)


task06009 at 16:43│Comments(0)TrackBack(0)このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック その他 

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